50代で再会した映画『君のいた永遠(とき)』

ジョイアロンについて

先日、Amazonプライムで懐かしい映画を観ました。
金城武主演、1999年の台湾映画『君のいた永遠(とき)』

実はこの作品、約25年前、私が30代になったばかりの頃にレンタルビデオで観たことがあります。
物語の切なさに胸を締めつけられ、ラストシーンでは思わず涙してしまったことを今でも覚えています。

50代になった今、改めてこの映画を観たら、自分はどう感じるだろう?
そんな気持ちで、ワクワクしながら再鑑賞してみました。


映画『君のいた永遠(とき)』のあらすじ

物語のはじまりは1977年。
17歳の高校生シューヤウ(ジジ・リョン)は、親友のチャンリー(カレン・モク)と訪れたライブ会場で、ミュージシャン志望の青年ホークァン(金城武)と出会い、恋に落ちます。

しかし、若い二人の恋は家族の強い反対によって引き裂かれてしまいます。
7年後の1984年、舞台は東京。
偶然の再会を果たした二人は再び惹かれ合いますが、ホークァンにはすでに妻がいたのです。
やがて彼は離婚し、シューヤウにプロポーズしますが、彼女はその申し出を拒否。

そして時は流れ1999年。
別の男性と結婚し、母となったシューヤウのもとに、ホークァンから「かつての妻・チャンリーが亡くなった」との知らせが届きます。
その知らせをきっかけに、20年にわたる三角関係の真相が明かされていくのです。


今回もラストシーンに

物語の終盤、40代になったホークァンとシューヤウは空港で再び別れの時を迎えます。
機内で彼女が開けた小さな箱の中には──1978年から1992年まで、ホークァンが「彼女を想うたびに」撮り続けた東京の空の写真がぎっしりと詰まっていました。

シャッターを切る若きホークァンの、切なくも誠実なまなざし。


このラストシーンについては、 25年前の私と同様に、50代になった今観ても胸がせつなくなりました。


金城武の魅力

私が金城武さんを初めて知ったのは、映画『不夜城』でした。
端正なルックスはもちろんですが、それ以上に惹かれたのは、どこか影のある静かな佇まいと、深く物憂げな瞳。

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、彼は日本・台湾・香港で圧倒的な人気を誇り、多くの女性が彼に心を奪われたと思います。もちろん、私もその一人でした。


現在の金城武さんは?

最近は表舞台に立つことが少なくなった金城武さんですが、俳優活動は続けており、香港・中国・台湾を中心に、映画出演をしているようです。
メディア露出は控えめで、プライベートを大切にする姿勢も変わらないようです。

最近では、YouTubeの「MUJI Taiwan(無印良品台灣)」のCMに登場し、その映像を日本からも視聴できます。
穏やかな語り口と年齢を重ねた表情には、若い頃とは違う深みと温かさがにじんでいて、変わらぬミステリアスな魅力に、また心を奪われました。

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