派遣社員という働き方

仕事について

メリットとデメリットについて

販売職から事務職への転職を考えたとき、年齢と未経験であることを考慮して、最初は派遣社員として働くことにしました。

正社員として働けることに越したことは無いのですが、やはり実務経験がある人が優先的に雇用される事は明白なので、まずは派遣社員として実務経験を積むことにしました。

メリットとしては、

  • 自分の希望する条件で働ける
  • 様々な企業で経験を積める
  • 未経験の仕事にチャレンジできる
  • 派遣会社のサポートを受けられる

の4点です。

販売職の時は勤務時間も早番、遅番があり出勤時間も一定ではありませんでしたし、休日もシフト制なので連続勤務が続いたり、希望の日に休めなかったりしました。

土日や祝日は基本出勤なのですし、カレンダー通りの休日はお正月のみで、有給に至っては使い切ることができず、毎年捨てていた状態でした。

なぜこのようなブラックな環境で働いていたのか、今となっては不思議なのですが、周りが同じような状況だと、それが当然だと思い込んでしまっていたと思います。

なので、9時から17時で残業無しの仕事であることは譲れない条件でした。

派遣会社の仕事検索サイトでは、職種や時給はもちろん、時間や勤務地、経験の有無など絞り込んで検索出来ます。

事務職といっても様々な職種があり、眺めているだけでも勉強になります。

最初はデスクワーク=事務職だと思っていたのですが、ITサポートなど自分が思いもつかなかった職種もあり、とても可能性を感じました。

コールセンターの仕事は需要が多いようで常に募集があるようです。やはり電話であっても接客なので苦手意識がある方は希望しないようです。

その点、販売職などの元接客業の方には初めの一歩としておすすめ出来る職種だと思います。

また、派遣であっても大手企業である程度の就業経験が積めるという事は、以降の転職活動において非常に強みになると思います。

派遣会社としては、適した人材を派遣先へ派遣することで利益を上げているので、出来るだけ長く働いてもらうためのサポート体制が整っている会社が多いです。

就業が始まると担当が付くので、職場での悩みを相談できるというメリットもあります。

以上が派遣会社を通して働くメリットですが、半面デメリットもあります。

  • 派遣期間に上限がある
  • 雇用の安定性が低い
  • ブランク期間ができる可能性がある

派遣社員は同じ派遣先で3年以上働けない、というルールになっています。

3年以上働くには、派遣元(派遣会社)の無期雇用社員になるか、派遣先の直接雇用になるしかありません。

派遣社員を期間限定ではなく、期限の定めのない直接雇用社員に転換するためのルールですが、企業には義務はないので3年の期限が来ると雇止めとなるケースもあります。

安定した環境で長く働きたい人にとっては理不尽なルールですが、新たな職種にトライしてみる、という観点では3年はちょうど良い期間ではないでしょうか?

実際に最初の数か月で自分に合わないということで辞めた方や、1年ほど働いて別の派遣先に移った方もいます。3年も働けば、派遣先にとって必要であれば社員登用や直接雇用の話が来ますし、仮に来なくても派遣元(派遣会社)としては、雇止めになると利益が無くなるので無期雇用社員に転換すると思います。

派遣社員という働き方は、個人の状況やキャリアプランに応じて選択すべきだと思います。

希望する条件の中で新たな職種にチャレンジ出来る、というメリットを活かしつつ、資格の取得やリスキリング等、デメリットに備えることが重要だと思います。

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