更年期の不調、泌尿器科系

健康について

50代に入り、更年期に伴う体調の変化の中で、私が最もつらいと感じているのは泌尿器系のトラブルです。

今から約3年前、初めて膀胱炎を発症して以来、寒さや疲労が重なると残尿感に悩まされるようになりました。

残尿感とは、排尿後も尿が残っているような違和感が続く状態で、「出そうで出ない」感覚がとても不快です。

最初は膀胱炎の再発かと思い泌尿器科を受診しましたが、尿検査では異常なし。それでも症状だけが残るということが何度もありました。

更年期の女性によくみられる過活動膀胱(OAB)は、「少量の尿でも強い尿意を感じる」状態ですが、私の症状はそれとは少し違うようです。

しかし、頻尿や尿意切迫感へとつながる可能性もあり、不安を感じています。

更年期に泌尿器系のトラブルが増える理由として、以下のような要因が挙げられます。

  • 女性ホルモン(エストロゲン)の減少 → 膀胱や尿道の粘膜が弱くなる
  • 骨盤底筋の衰え → 膀胱や尿道を支える力が弱くなる
  • 膀胱の収縮力低下 → 尿を出し切る力が弱まる
  • 自律神経の乱れ → 排尿機能がコントロールしにくくなる
  • 免疫力の低下 → 膀胱や尿道が炎症を起こしやすくなる

40代の頃は、多少の衰えは感じても、健康面や体力面では大きな変化を意識することはありませんでした。

しかし、この泌尿器系の症状が出始めたことで、「更年期による体の変化」を実感し、大きなショックを受けました。

日常生活への影響も少なくありません。

映画館では途中でトイレに行く可能性を考え、なるべく通路側の席を選ぶようになりました。

音楽ライブやフェスでは、女子トイレの大行列を思うと気が重くなり、以前ほど気軽に参加できなくなりました。

好きなことを思う存分楽しめないのは、とても残念なことです。

しかし、まだまだやりたいこと、行きたい場所がたくさんあります。この症状とうまく付き合いながら、自分にできる対策を続けていきたいと思っています。

私自身、頻尿や残尿感の対策として「猪苓湯(ちょれいとう)」という漢方薬を試したところ、効果を感じました。薬局でも購入できますし、泌尿器科や内科で処方してもらうことも可能です。

更年期の泌尿器系の悩みは、同じ年代の女性の間でも意外と話題に上りにくいものです。

しかし、適切な対策をとることで、少しでも快適に過ごせるようになります。

私自身も試行錯誤しながら、自分に合う方法を探していきたいと思います。

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