母と叔母と巡る日光東照宮の旅 〜40年ぶりの再訪〜
2月後半の連休に、母と叔母と3人で日光東照宮へ行ってきました。
母と叔母は名古屋駅から新幹線で東京へ。浅草のホテルで一泊し、翌日の日帰り観光という計画です。
浅草から日光へ
浅草駅から東武日光駅までは特急列車で約2時間。
せっかくなら新型車両「スペーシア X」に乗りたかったのですが、3週間前の時点でほぼ満席。仕方なく別の特急列車で朝9時に浅草を出発し、11時に東武日光駅に到着しました。
この日は全国的な寒波の影響で、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さ。日光駅から東照宮へは徒歩でも行けますが、高齢の母の負担を考え、バスを利用することにしました。

わかりにくかったバス移動
事前に調べておいたところ、東武バスの「世界遺産めぐりバス」を利用すれば、表参道バス停で降りて徒歩8分で東照宮に行けるとのこと。ただし、土日祝日は経路が変更され、表参道バス停には停車しません。
代わりに「中禅寺温泉・湯元温泉方面行き」のバスで安川町バス停まで行けば、そこから徒歩10分で到着できるはずでした。しかし、いざバスに乗ると運転手さんから「このバスは日光東照宮の最寄りには停車しません」とアナウンス。
私:「安川町バス停から徒歩で行けると聞いたのですが…?」
運転手:「それよりも『世界遺産めぐりバス』のほうが近くのバス停に停まりますよ。」
どうやら、運転手さんは「世界遺産めぐりバス」の大猷院・二荒山神社前バス停で降りるのが最短ルートだと言いたかったようです。ただ、大猷院・二荒山神社前から東照宮までは徒歩7分なので、安川町からの10分とほぼ変わりません。
結局、予定通り安川町バス停で降りて歩いて向かいましたが、バスの案内は少々分かりづらく、観光客には不親切な印象を受けました。
40年ぶりの日光東照宮
中学の修学旅行以来、40年ぶりに訪れた日光東照宮。日本を代表する豪華絢爛な神社で、徳川家康を祀る霊廟。世界遺産にも登録され、見どころ満載です。
ちょうど、真田広之さん主演のアメリカドラマ『SHŌGUN 将軍』を観たばかりだったので、江戸時代への思いを馳せながら見学でき、感慨もひとしおでした。
初めて訪れた奥宮(おくみや)
今回初めて、東照宮の奥宮(家康の墓所)へ行きました。 奥宮へは207段の石段を登らなければならず、なかなかの体力勝負。
77歳の母も途中で休憩を挟みながら、叔母に支えられながら、なんとか御宝塔(家康の墓所)まで登り切りました。(私は母が後ろに転倒しないよう、後ろから見守る形で。)
奥宮は、東照宮の金ピカで華やかな装飾とは対照的に、静寂に包まれた厳かな空間。家康の「質素倹約」の精神を反映しているとも言われています。
森の木々に囲まれ、澄んだ空気を感じながら、神聖な雰囲気に心が洗われるようでした。
歴史好きで大河ドラマ好きの母の希望で計画した旅でしたが、実際に訪れてみると、私自身もその魅力に惹き込まれ、「来てよかった」と心から思いました。
久しぶりの日光東照宮で、日本の歴史と自然の美しさに触れることができた貴重な旅となりました。

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