後から怒りがこみあげてくる場合の対処法
日々生活をしていると、仕事や家庭、友人関係、過去の出来事についても、ふつふつと怒りが湧くことがあります。
上司から不当な叱責を受けたが、その場では反論できず、帰宅後に怒りがこみあげてくる。
同僚から理不尽な言いがかりを付けられ、その場では笑って流し、後になって怒りが湧いてくる。
幼少期に受けた親からの仕打ちを思い出し、突然怒りがこみあげてくることもあります。
これらの状況に共通するのは、その場で適切に感情を表現できなかったり、相手への配慮や社会的な立場から感情を抑制したりすることで、後になって怒りがこみあげてくるという点です。
「思い出し怒り」は、特にほっと一息つける時間帯に生じやすいため、夜寝る前や仕事が一段落した後などに経験することが多いです。
もう過去の事だし、今さら怒っても仕方がない、と頭では理解していても、感情のコントロールとは上手くいかないものです。
とは言っても、出来るだけ怒りの感情からは解放されたいですね。
後から怒りがこみあげてくる場合の対処法について説明します。
以下の3つの重要なポイントがあります:
1・意識を現在に向ける
2・怒りの原因について考えすぎない
3・リラックス法を活用する
「思い出し怒り」や過去の怒りがよみがえることは、心の疲労につながりますし、貴重な時間を怒りの感情で費やすのはもったいないことです。
適切に対処することで、不必要なストレスを軽減し、より穏やかな心の状態を維持することができます。
具体的には、
1・意識を現在に向ける。好きな事をして『今ここ』を楽しむ
・おいしいコーヒーを淹れて、美味しいケーキを食べる。
・思いっきり笑って楽しめる動画を観る。
・久しぶりに好きな漫画を読む。
2・怒りの原因について考えすぎない
・深呼吸をして「これ以上考えるのはやめよう」と自分に言い聞かせる。
・悪い想像を膨らませないよう意識する
3・リラックス法を活用する
・ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる。
37度から39度程度のお湯で入浴することで、副交感神経が優位になり、身体の緊張が緩和されます。ラベンダーなどのエッセンシャルオイルを加えると、さらにリラックス効果が高まります。
・音楽を聴く(好みの曲ならなんでもOK)
リズムが一定で流れるようなメロディーの音楽を聴くことで、心が落ち着きます。
リラクゼーション音楽やヒーリング音楽が特に効果的です
・ストレッチや軽い運動を行う
簡単なストレッチを行うことで血行が改善され、筋肉の緊張が緩和されます。
特に肩や首を伸ばすストレッチは効果的です。
これらの方法は、自分に合ったものを見つけて実践することで、日常生活のストレス軽減や心身の健康維持に役立ちます。
私の場合は『ひたすら寝る』です。
40代後半のころ、おそらく更年期の始まりだったと思うのですが、瞬間的な「怒りの感情のコントロール」が出来なかった時期があります。
以下のような、即時的な対応法で乗り切りました。
・6秒ルール=怒りのピークは6秒で過ぎると言われています。怒りを感じたら6秒数えることで、感情をコントロールし、状況を客観的に見直す機会を得られます
・環境の変更=場所を変えたり、相手との距離や位置を変えたりすることで、怒りの感情を切り離す。
・呼吸法=怒りを感じたら、深くゆっくりとした呼吸を意識する。これにより、感情を落ち着かせることができます。
ついつい怒りで頭に血が上ると、合理的な考え方が出来ず、相手を攻めてしまいがちです。
言わなくても良いことを言ってしまい後で後悔するよりも、怒りの感情をより適切にコントロールできた方が良好な人間関係を築くことが出来ます。
地道にこれらの方法を継続的に実践することで、怒りの感情をより適切にコントロールし、良好な人間関係を築くことができます。
怒りの感情と適切に付き合うことで、心の平穏を保ち、より充実した日々を過ごすことができるでしょう。
私も日々精進したいと思います。
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