勤続17年の派遣社員です

仕事について

現在の職場で働き始めて、早くも17年が経ちました。前職は販売職で、残業が多く、有給休暇も自由に取れず、さらに売上ノルマという大きなストレスがありました。

そのため、転職して本当に良かったと感じています。現在の職場では、残業がなく、休みも比較的自由に取れることができ、また、派遣社員という立場上、正社員のような責任の重さもないというメリットがあります。

若い頃は「キャリアを積み重ねて成長したい」と考えたこともありましたが、私にとっては仕事よりもプライベートの充実が重要です。そのため、派遣社員という働き方は自分に合っていると感じています。

先日、X(旧Twitter)でこんな記事を見かけました。

『月刊人材ビジネス』編集室 @jinzaibusiness

“パーソルテンプスタッフは、派遣スタッフ等で勤続10年以上の長期就業者に感謝の気持ちを込めて、2025年10月から限定の『焼き菓子詰め合わせ』や『マンディアンチョコレートバー』、パーソルテンプスタッフのイメージキャラクター『テンプりん。ぬいぐるみ』などを勤続年数に応じてプレゼントする。”

このニュースを見たとき、「派遣会社にもこんなサービスをするところがあるんだな」と好意的に思いました。しかし、実際に働いている方からのコメントを読むと、

  • 「馬鹿にしているのか?女性にはぬいぐるみとお菓子を与えておけばいいとでも?」
  • 「10年も働いていたら賃上げは当然だし、正社員にするべき。」
  • 「お菓子にぬいぐるみなんて欲しくない。せめて金一封出してほしい。」

といった厳しい意見が並んでいました。

しかし、私がさらに辛辣だなと思ったのは、他の人たちの以下のような意見です。

  • 「嫌なら派遣ではなく正社員になればいいのに。」
  • 「だって派遣でしょ?何を期待してるの?」
  • 「能力があったら直接雇用されるし、ステップアップを考えてる人は派遣で何年も働かないよ。」
  • 「ずっと派遣でいるって本人がそれを望んでるから以外にないと思うんだけど。」
  • 「惰性で働いて文句だけ言うって頭がおかしいとしか思えない。」
  • 「正社員になれない奴ってこういう所だよな。」

確かに「派遣が嫌なら正社員になればいい」というのは正論ですが、その差別的な言い方には驚かされました。

私は過去に派遣先の正社員登用試験を受けたことがあります。書類審査は通過し、面接まで進みましたが、質問はありきたりで時間も短く、本気で審査しているのか疑問に感じました。

後に派遣会社の担当者に聞いたところ、100人以上の応募があったにもかかわらず、最終的に誰も合格しなかったとのことでした。

企業にもよると思いますが、同じ会社で同じ仕事をしながら派遣社員から正社員になるのは、かなり難しいのが現実です。

それならば、大手企業で派遣社員として経験を積み、その実績をもとに別の会社で正社員として就職する方が、合理的なキャリアの積み方ではないでしょうか。

派遣という働き方には賛否両論あります。しかし、私のようにそのメリットを活かして働く人もいれば、派遣をステップアップの手段として考える人もいます。

どのように働くかは、結局のところ本人次第なのだと思います。

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