先週の金曜日、久しぶりに新宿サブナードにある洋食店『バンビ』へ行ってきました。
このお店は、私が専門学校生だった36年前、上京したての頃から通っている思い出深い場所です。
新宿サブナードは、靖国通りの地下に広がる大規模な地下ショッピング街です。
地上のショップ型店舗には入りにくさを感じていた当時の私にとって、新宿サブナードの気軽に立ち寄れる雰囲気はとてもありがたい存在でした。
ショップの入口がオープンなつくりなので、気軽に入店できて洋服やバッグを自由に手に取り、試着できるお店が多く、学生時代は本当に重宝していました。
トレンドをおさえたリーズナブルなショップが多く、上京して間もない頃の私にとっては、まさに“東京らしさ”を感じさせてくれる場所だったのです。
そんな新宿サブナードのレストラン街は、今も昔も店舗の入れ替わりが激しいエリアです。
そんな激戦のレストラン街にも関わらず、『バンビ』は変わらず、30年以上同じ場所で営業を続けている老舗洋食店です。
今や貴重な“変わらない味”が楽しめる、洋食好きの私にとって大切なお店のひとつになっています。
この日いただいたのは、「生チーズ和牛ハンバーグ定食」(1,200円)。

ジューシーな和牛ハンバーグの上に、とろけるような生チーズがかけられ、熱々のまま提供されます。ハンバーグの旨みとチーズのコクが絶妙にマッチして、一口ごとに満足感たっぷり。スープとライスがセットで、ご飯はやわらかめの炊き加減。全体のバランスもよく、心もお腹も満たされました。
ちなみに、私の定番メニューは「Aセット」(和牛ハンバーグ・海老フライ・カニクリームコロッケの盛り合わせ)です。こちらもスープとライス付きで1,200円。

特に海老フライは揚げたてサクサクで、衣は軽く、しっかりとした食感。カニクリームコロッケも手作りだと思うのですが、濃厚な味わいは一度食べるとやみつきになります。
物価高が続く中、長年1,000円以下で美味しい洋食を提供してくれていた『バンビ』。
今もなお、手頃な価格で変わらぬ味を届けてくれる、懐かしくも頼もしい存在です。
変わりゆく新宿の街の中で、昔と変わらない味と昭和らしさを感じられる場所です。
新宿に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
https://www.subnade.co.jp/restaurant/banbi
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