最近、個人的にとても気になっている芸人さんがいます。それはお笑いコンビ・サバンナの八木真澄さんです。
相方の高橋さんは、芸人としてだけでなく司会業など、以前からよくメディアで見かけていましたが、正直、八木さんの方にはあまり注目していませんでした。
せいぜい「『ブラジルの人、聞こえますかー!』の人だよね?」という程度の認識。
そんな私が八木さんに注目するようになったきっかけは、「ファイナンシャル・プランニング技能士1級(FP1級)」を取得したというニュースです。
私自身、FP2級までは取得しているのですが、FP1級は難易度が桁違い。正直「無理」と思っていた資格です。
それを八木さんは、なんと2年半の間、一日も欠かさずに勉強を続けて合格したとのこと。
どんなに忙しい日でも最低15分、多い日は10時間以上も机に向かっていたそうです。
この「毎日継続する力」「習慣化のすごさ」に、まず感動しました。
そして興味を持って手に取ったのが、八木さんの著書
『年収300万円で心の大富豪』。
タイトルからもっと哲学的な内容かと思っていたのですが、いい意味で裏切られました。
とても読みやすく、3時間ほどで一気に読み終えてしまいました。
印象に残ったのは、八木さんの独特な節約術。例えば、
「高級ウイスキーの空き瓶に安価なウイスキーを詰めて飲む。酔えば気分は高級ウイスキー!」
…真似できるかどうかは別として(笑)、物質的な豊かさよりも“心の豊かさ”を大切にしている姿勢が伝わってきます。
わかってはいても、私もつい人の目を気にしてしまうことがあります。
洋服や持ち物、年収…本当は「自分が納得していればそれでいい」はずなのに、周囲と比べてしまうんですよね。
でも八木さんは、芸能人でありながら大阪近郊の狭小住宅に住み、35年ローンすらも笑いに変えて家族と楽しく暮らしているそうです。
このエピソードがとても素敵だなと思いました。
「他人と比較せず、自分の価値観を持って生きる」。簡単なようで難しいこの姿勢を、八木さんは自然体で実践しているように感じました。
限られた収入でも、人生は豊かにできる
『年収300万円で心の大富豪』は、
「お金がすべてじゃない」「足るを知る」「心の豊かさを大切に」というメッセージが、ユーモアとリアルな体験を通して描かれています。
収入が限られていても、考え方や日々の工夫で人生はいくらでも豊かにできる。そんな希望と前向きな気持ちを与えてくれる一冊でした。
今の生活にモヤモヤしている人、将来が不安な人、つい他人と比べて落ち込んでしまう人に、ぜひ読んでみてほしい本です。
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