【55歳の私が共感】月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』

映画/ドラマ

ドラマは普段あまり観ない私ですが、今クール(2025年春)はなんと、毎週欠かさず月9ドラマをTVerでチェックしています。

テレビ無しの暮らしなので、TVerでの視聴が私のスタイルです。

そんな私を毎週惹きつけて離さないのが、『続・続・最後から二番目の恋』。あの2012年放送の『最後から二番目の恋』、2014年の『続・最後から二番目の恋』に続くシリーズ第3弾で、11年ぶりの新作です。

実は私、前2作はまったく観ていなかったので、今作からが初めての視聴。それでもまったく違和感なく物語に入り込めています。

観始めた一番の理由は、舞台が大好きな鎌倉市であること。そしてもうひとつは、主演が小泉今日子さんと中井貴一さんという、大人が主役のホームコメディだからです。

若者のキラキラした恋愛ドラマではなく、人生経験を積んだ大人たちが日々の暮らしの中で感じる小さな喜びや不安、葛藤を描いているところが、とても心に響きます。

とくに小泉今日子さん演じる「千明」さんのライフスタイルはとても魅力的です。

彼女は現在59歳という設定で、還暦を目前に控え、仕事のこと、自分のスキル、体力、健康、そして“これから先も働き続けられるのか”というリアルな不安に直面しています。

その姿には、現在55歳の私も深く共感せずにはいられません。

また、彼女のファッションやメイクもとても素敵です。決して“若作り”ではなく、洗練された大人の女性像を体現している千明さん。

特に驚いたのが、白髪を隠すのではなく、むしろ生かしてオシャレに魅せているところ。

ドラマの中でも「こないだも美容院でこの白髪を生かした形でカッコイイ髪型にしてください、なんて言うぐらいで。」というセリフがありました。

年齢を隠そうとするのではなく、それを自分の個性として楽しむという姿勢には、大きな勇気をもらいました。

ファッションも見どころのひとつです。私自身は普段、黒やグレー、ベージュなどモノトーン系を好んで着ているのですが、ドラマの中で千明さんが明るい色のニットをさらりと着こなしているのを見て、「ああ、こんなふうに色を楽しんでもいいんだ」と感じさせられました。

昔、アパレルで販売をしていた頃、お客様によく「年齢を重ねるほど、明るい色を着た方が顔まわりが華やかになりますし、気分も上がりますよ」と言っていたのに、自分がその年齢になるとすっかり忘れて、無難な色ばかり選んでいたな…とちょっぴり反省します。

これからの春夏は、明るい色の服にも少しずつチャレンジしてみようと思います。

私にとって59歳まであと4年。ちょっと先の未来を、このドラマの登場人物たちと一緒に少しずつ歩いていくような感覚で、毎週楽しみにしています。

年齢を重ねることが不安ではなく、楽しみになる。そんな気持ちにさせてくれる、素敵な大人のドラマです。

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